倦怠感、食欲不振、吐き気などの症状のほか、色の濃い尿がでます。
慢性肝炎では潜伏期間が6ヶ月以上のこともあります。
B型肝炎ウイルスの感染によって肝機能障害(肝炎)を発症する性感染症(STD)です。
ウイルスが持続感染すると肝炎が慢性化することがあります。
この状態を慢性肝炎といい、放置してしまうと肝硬変や肝がんなどを発症することがあります。
現在、日本ではB型肝炎ウイルスとC型肝炎ウイルスが肝がんを発症する原因の約75%を占めています。
慢性肝炎では潜伏期間が6ヶ月以上のこともあります。
全身の症状としては、倦怠感、食欲不振、吐き気、色の濃い尿等があります。
全身に黄疸(おうだん)が出るようであれば入院が必要で、尿は更に濃褐色になり、醤油のような色になります。
免疫力によりウイルスは排除されることが多いです。
免疫力でウイルスを排除する一過性感染でも急性肝炎を起こすことがありますが慢性化はしません。
ただ、まれに劇症肝炎を引き起こし死に至るケースもあります。
またウイルスを排除できず長時間(6ヶ月以上)感染が継続する持続感染は、
慢性肝炎に移行し、その中から肝硬変、肝がんを発症することがあります。
感染力が強いウイルスですが、早期治療により完治できる病気になりました。
・セックス
・性器どうしの接触感染
・アナルセックス
出血をともなう可能性がある性行為により感染リスクが高くなります。
タトゥーなどでの針の使いまわしや注射の回し打ちによる感染も増えています。
出産時の母から新生児への感染では、
産道でB型肝炎ウイルスに感染した血液が赤ちゃんの体内に入ることで感染します。
現在は母子感染予防対策により感染はほとんど見られません。
血液、精液、膣分泌物
粘膜や傷口から血液や体液を介して感染
検体:ろ紙血(血液検査)
ご返送日から最短5日後~
(日・祝日は検査を実施しておりません)
詳細な診察が必要なため、オンラインでの治療は行っておりません。
専門機関での受診をお願いします。
成人になってからの感染した場合は数カ月で肝炎の症状を認めます。
大部分の方で自然治癒しますが、慢性肝炎に移行する場合もあります。
また、出産時や乳幼児期に感染している場合「無症候性キャリア」というウイルスを保持している状態になりうるので注意が必要です。
心当たりから2ヶ月後から検査が可能です。
現在の治療では、体内に入り込んだHBVウイルスを完全に排除することはできません。
治療を行うことでウイルスを増殖させない状態を維持して、肝炎を発症させないことが治療の目的になります。
ただし、B型肝炎に感染した人の多くは、一過性の肝炎を発症した後にウイルスの量が低下、自然の過程で非活動性キャリアになるため、このような場合は治療の必要がありません。
成人になってからの感染では自然治癒することがありますが、肝炎の症状を認めた場合は医療機関へ受診してください。
妊娠中にB型肝炎に感染すると、胎児に垂直感染を起こす可能性があります。
パートナーの男性がB型肝炎キャリアであっても、母体の感染が陰性であれば、胎児への感染の心配はありません。
B型肝炎ワクチンを接種しても体質により抗体が獲得できない方もいるため、必ずしも感染しないとは言い切れません。
ワクチンを接種しても抗体が作られない場合は、性行為によってB型肝炎に感染する可能性があります。
また、ワクチン接種から抗体獲得までは最低3回は接種する必要があるため、抗体が確認される前に性行為をした場合は感染する可能性があります。
LINEに検査結果をお送りさせていただきますので、ご来院していただく必要はございません。